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奄美マングースバスターズ/マングースってどんないきもの? 

奄美マングースバスターズ/マングースってどんな生きもの

 今、奄美大島にはマングースが生息しています。マングースは奄美大島にはもともといなかった動物ですが、1979年にハブやネズミの駆除を目的として奄美大島に放されました。マングースは世界中のあちこちで放され、その先々で生態系に被害を及ぼし、問題となっている外来種です。2005年に、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)に基づく「特定外来生物」に指定されました。

奄美マングースバスターズ/マングース

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奄美大島にはいつ、どうして連れてこられたの?

 
 奄美大島や沖縄島には毒蛇のハブがいます。ハブがいることで奄美や沖縄の人たちは大変な苦労をしてきました。また、クマネズミが増えすぎてサトウキビを食べてしまうことも大きな悩みでした。そこで、東京大学の動物学者だった渡瀬庄三カ博士は、1910年にハブとクマネズミを減らすことを期待して、インドから連れてきたマングースを沖縄島に放しました。その後、思っていたような効果が得られなかったにも関わらず、沖縄島から奄美大島にマングースが連れて来られたのです。最初は1979年に名瀬市(現奄美市名瀬)の赤崎地区に30頭が放されたとされています。

奄美マングースバスターズ/地図

フイリマングースの生態学

動画

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どこにいるの?

 中東から中国にかけて、南アジアの広い範囲が本来の生息地です。ハワイやカリブ海の島々にも、ネズミの駆除などを目的として放され、少なくとも76の島・地域で定着しています。日本では、奄美大島、沖縄島、鹿児島市の一部で生息が確認されています。

食べものは?

カマドウマ、ムカデ、トカゲやカエル、ネズミなどの地表性の小動物を主な餌としているほか、小鳥やアマミノクロウサギも食べています。

生態は?


繁殖
奄美大島では繁殖は2〜10月で、出産は4〜9月に集中しています。1回の繁殖期で1〜2回出産し、1回の出産で1〜5頭(平均2.26頭)の子を産むとされています。産まれてから8カ月程度で成獣になります。
寿命奄美大島では平均1〜2年前後で生涯を終え、長生きする個体でも3〜4年程度と考えられています。
行動範囲 マングースに発信器を付けてその行動を追跡した調査の結果からは、行動圏(日常的に移動している範囲の面積)は成獣のオスで20ha程度、メスで24ha程度でした。中には短期間で2km以上移動している個体もいます。

大きさは?


奄美マングースバスターズ/マングース大きさ

頭からしっぽの先までの長さはオスで約60cm、メスで約50cm。
体重はオスで600〜1000g、 メスで400〜600g。

特定外来生物とは

 海外から日本に持ち込まれた生きもので、生態系や人の生命、農業などに対して被害を及ぼすものとして、外来生物法に基づいて指定されたもの。特定外来生物に指定されたものは、飼養や運搬、輸入、野外に放つことなどが原則として禁止されます。マングース以外に、アライグマやカミツキガメなどが指定されています。

奄美大島に生息するマングースは、従来ジャワマングースHerpestes javanicusとされていましたが、最近の研究によってフイリマングースH.auropunctatusに分類されることがわかりました。


一般財団法人自然環境研究センター

奄美大島事務所

〒894-0008
鹿児島県奄美市名瀬浦上1385-2

TEL 0997-58-4013

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